今年も一年の終盤戦。
子供も生まれ、年賀状で幸せいっぱいの報告をしよう!と思っている人も多いのではないでしょうか?
けれどいつでも突然やってくるのが弔事のしらせ。
バタバタしていて喪中はがきも出せず・・・
そもそも寒中見舞いって何だろう?
何をどこまで報告してもいいの?
わかりやすく紹介していきたいと思います。
喪中時の寒中見舞いには何を書けばいいの?使える文例3つ
そもそも寒中見舞いとはなんでしょうか。
「松の内が明けた頃から節分まで(1月7日~2月3日)に出す季節の挨拶状」
とあります。
ちなみにそれ以降は「余寒見舞い(2月4日~末頃まで)」となります。
〇年賀状を出すのが遅れてしまった
●喪中だけど挨拶したい
〇喪中の人に挨拶したい
〇年賀状の返事として出したい
上記などの理由などから寒中見舞いを出される方が多いようです。
ここでは●の方向けの例文を3つ紹介しておきます。
〈年賀状をいただいた〉〈喪中を知らせていない〉
寒中お見舞申し上げます
この度は年始状をいただきありがとうございました
昨年〇月(続柄・名前)を亡くし新年の挨拶を控えさせて頂きました
本来なら早くにお伝えすべきこと連絡が行き届かず大変失礼致しました
さみしいお正月でしたが〇〇様のお便りに心があたたまりました
皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます
〇〇年一月
〈年賀状をもらっていない〉〈喪中を知らせていない〉
寒中お見舞い申し上げます
厳しい寒さの折皆様お変わりはありませんか
昨年〇月(続柄・名前)を亡くし新年の挨拶を失礼させて頂きました
年を越してからのご報告になりましたことご容赦ください
まだ寒い日が続きます皆様もどうかご自愛くださいませ
〇〇年一月
〈寒中見舞いをもらった〉 〈式にも参列してもらった〉
寒中お見舞申し上げます
寒さのきびしい日が続いておりますが あれからお変わりありませんでしょうか
いつもあたたかいお心遣いに感謝しております
あわただしく日が過ぎ去り さみしい気持ちもありますが
少しずつ前に向いて歩いていく所存です
まだまだ寒い日が続きます、お体に気をつけてご自愛くださいませ
〇〇年一月
喪中で寒中見舞いに使う切手やはがきなどに決まりはある?
寒中見舞いは季節の挨拶状なので、切手もはがき特別なものを使う必要はありません。
普通の切手とはがきで大丈夫です。
むしろ、年賀はがき・慶事切手を使ったり、喪中はがき・弔事切手を使ったりするのはNGです。
また、イラストも雪だるま・うさぎなど季節を感じさせるものは構わないですが、干支やダルマなど新年を感じさせるものは使いません。
喪中の寒中見舞い!返事を書く場合と書かない場合の違いは?
喪中はがきを出している場合は、そこに新年の挨拶を控えるという旨が書いてあるので、寒中見舞い・寒中見舞いの返事を出す必要はありません。
相手から年賀状→こちらから寒中見舞い→(相手から寒中見舞い返事(喪中と知らずにすみません的なお詫び含))
こちらから喪中はがき→(相手から寒中見舞い)
こちらから寒中見舞い→相手から寒中見舞い返事
が一般的な流れでしょうか。
一往復でぱっと済ませたいところです。
喪中なので寒中見舞いで出産報告していいの?写真は使っていい?
年賀状で出産報告をするつもりだったけれど、喪中になってしまった。
この場合どうすればいいのでしょうか。
喪中で挨拶を控えているから年賀状を出さなかったのに、出産報告で赤ちゃんの写真がどアップで入っていたら、嬉しいのか悲しいのか受け取った側も困惑してしまいます。
寒中見舞いで初めて喪中を知らせる場合などは尚更控えるべきです。
せっかく写真館でとったのに・・・という場合などは喪が明けてから改めて出産報告はがきを作るか、次の年の年賀状に「一年でこんなに成長しました!」というコラージュとして使うのがオススメです。
まとめ
来るも、行くもたった一度きりの命です。
一つ一つ丁寧に対応していくことが今後の関係を円満にするコツではないでしょうか。