すっかり肌寒くなり冬の気配が近づいてきました。たくさんのイベントがこれから年末に向けて目白押しなわけですが、その中でも悩ましいのが大人の冬休みの宿題と言っても過言ではない「年賀状」ではないでしょうか。
LINEなどのメッセージ機能で済ませたり、既存のデザインのものに住所だけ書いてそのまま投函するという手もありますが、なかなかそうもいかないのが職場関係に宛てる年賀状。
絶対に手書きでメッセージも添えなきゃならない!なんていう決まり事はないのですが、一言でも手書きで添えてあれば、他の人との差別化もでき幸先の良いスタートになるかもしれません。
そんな理由からこのページでは一言添え書きをおすすめし、同時に使える文例やNGなことなどを紹介していきたいと思います。
年賀状の一言!会社に出す時の文例は?
自分の会社
- 今年も邁進していく所存でございます
- これからもご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します
- 〇〇(プロジェクト名や会社名)と共に大きく成長する1年にしたいです
取引先
- 旧年中はお世話になりました
- これからも末永くお付き合いくださいますようお願い申し上げます
- 〇〇様にとって笑顔溢れる素敵な1年になりますように
- 謹賀新年:きんがしんねん 「謹んで新年のお祝いを申し上げます」
- 恭賀新年:きょうがしんねん「うやうやしく新年のお祝いを申し上げます」
- 敬頌新禧:けいしょうしんき「恭しく新年の喜びをお讃え申し上げ奉ります」
- 寿祥佳春:けいしょうかしゅん「美しい春を喜び幸福をお祈り申し上げます」
「謹・恭・敬」など、相手を敬ったり褒め称える意味の漢字が入ることで丁寧な挨拶となるためです。
ゆえに一・二文字の「祝」・「賀正」・「迎春」は目上の人あての賀詞には向きません。
年賀状の一言!上司や先輩に出す時の失礼のない文例は?
あまりにも無礼講な内容はいくら新年のあいさつといえども控えたほうが無難です。
- 旧年中は格別なご厚情を賜りありがとうございました
- 今後も邁進してまいりますので指導のほどよろしくお願いします
- 皆様の健康とご多幸をこころより祈念しております
冠婚葬祭でお世話になった時は?
また、冠婚葬祭でお世話になった際には一言お礼をするのもいいかもしれません。
- 先日の○○(例:結婚式)での○○(例:スピーチ)ありがとうございました
家族ともどもいただいた言葉を胸に歩んでいく次第です
年賀状の一言!取引先に出す時に絶対におさえるべきこととは?
日ごろの感謝を伝えるのはもちろんなのですが、具体的な内容を書いて新年から営業をかけるのはせっかくのお正月気分に水を差すのでほどほどにしましょう。
終わったプロジェクトの結果報告(よいしらせ)程度にとどめるといいかもしれません。
NG例
- 恭賀新年 明けましておめでとうございます(←賀詞の重複)
- 去年(←去るは忌み語)は多大なるご高配を賜り心より感謝申し上げます。(←句読点は不必要)
- これからも尽力に努めてまいりますので、(句読点は不必要)
- ご倍旧のご愛顧をお願い申し上げます 一月一日 元旦(重複)
よい例
- 恭賀新年 昨年は多大なるご高配を賜り心より感謝申し上げます
- 御社のますますのご発展とご活躍を祈念いたしますとともに
- これからも尽力に努めてまいりますのでご倍旧のご愛顧のほどお願い申し上げます
- ○○年 元旦
まとめ
できて損はないことなのでこれをきっかけにビジネス文書のマナーを学ぶなどすると仕事の幅が広がります。
後回しにすると、元旦に届かず逆にじっくり見られてしまう可能性もあります。
クリスマス前には投函を済ませておくようにし、すっきりさわやかな年末年始を過ごせるようにしましょう!