目薬を全部使い切ったことありますか?
正直に言うと私はありません。
たまにかゆくなったときに使う程度だったり、目薬を使いだして症状がおさまったりすると、残りがもったいないからそのまま置いといてしまいがち。
でも実はそれダメなんです!
意外と知られていない目薬の使用期限について、未開封か市販かなど場合による違いをお教えします。
目薬の使用期限が切れたものは使わない方がいいの?
結論から言うと、使用期限を過ぎた目薬は使ってはいけません。
未開封できれいに保存していたとしてもです。
目薬には様々な成分が含まれています。
市販のものの多くには防腐剤や添加物なども含まれているのです。
それぞれの成分は使用期限を超えることによって本来の役割を果たしていない可能性があります。
分解してしまっていたり、化学変化が起こっていたり、粘膜を刺激する性質になっていたりするかもしれないのです。
そんな目薬を使い続ければ、角膜を傷つけてしまうことも。
また症状が出るかもしれないし、もったいないからと、目薬を置いておきたくなる気持ちはすごくわかります。
しかし、症状が落ち着いて、目薬が必要ない状態になった場合は、使用期限内であっても捨てるようにしましょう。
特に開封して使用途中のものには注意が必要です。
実は使用期限は未開封のものが対象の期限だからです。
目薬の使用期限って未開封と開封後で違うの?
使用期限って聞くと、その期日まで使い続けていいと思ってしまいませんか?
実はそんなことないんです。
目薬の使用期限は未開封の状態のみ適応される期限。
チェック!
未開封の使用期限は市販の目薬の場合、製品にもよりますがだいたい3年ほど。
ですが、開封後の期限は、なんと1か月から3か月ほど!
意外と短く感じたのではないでしょうか?
当然ですが、開封してしまうと外気に触れることになりますよね。
ノズル部分を手で触ってしまったり、点眼する際に目のふちやまつ毛に当たってしまったりすることも。
そうなると、目薬の容器の中で雑菌が繁殖してしまいます。
開封後はしっかりとふたを閉めて保管したり、目薬をさす際は手を石鹸で洗ったり、目のふちやまつ毛に当たらないよう注意しましょう。
また、目薬の容器を軽く振って薬液をくるくる回してみて、おさまったときににごりや浮遊物がないかを確認することも大切。
簡易ですが成分の変化を確かめることができるので、もしにごりや浮遊物を見つけた場合はもったいないと思わずに捨てることをおすすめします。
また、どうしても目のふちにつけてしか目薬できない方や、たまにしか使わないし清潔かが気になるという方は、使いきりタイプの目薬もありますのでチェックしてみてください。
目薬の使用期限は市販と病院で処方されたものでも違うの?
目薬の使用期限はそれぞれに含まれている成分によって異なります。
防腐剤が入っていない目薬の場合は約1週間!
病院で処方される目薬は防腐剤が入っていないことが多いのではないでしょうか。
入っているものでも1か月以内に使い切らなければならない場合がほとんどです。
目薬によって違うので、受けとる際お医者さんや薬剤師に確認することをおすすめします。
そして容器の底などに開封日を書いておくとわかりやすいです。
また、もうすでに所持している目薬で容器などに消費期限が書いておらず、いつまで使っていいのかわからない目薬がある場合。
処方してもらった薬局に、処方日と容器に書かれた番号を伝えると教えてもらえる可能性があります。
処方されたものでも市販のものでも、いつ入手したかわからないような目薬は捨ててしまうのが無難でしょう。
まとめ
使用期限目安
市販・未開封の場合: 記載期日
市販・開封後の場合: 1~3か月
処方・未開封の場合: 記載期日
処方・開封後の場合: 1週間~1か月
あくまでも目安です。
目薬の成分などにより使用期限は異なりますので、医師や薬剤師に確認することをおすすめします。
雑菌や異物が入らないよう取り扱いには気をつけましょう。
軽く振ってにごったり浮遊物が見つかったりする場合は使用を控え廃棄しましょう。