アレルギー性鼻炎薬は飲み続けるべき?効かない理由と副作用は?

arerugiseibienyaku

春になり、あたたかくなってきました。色とりどりの花や緑、きらめく太陽、止まらないくしゃみ。
頭も痛いし熱っぽい…この花粉症さえなければ…!にっくきスギ花粉め!と思うあなたは同志です。

市販薬を試しても、お医者さんにかかってもなんだかすっきりしない。

そもそも効いてないのにアレルギー性鼻炎薬って飲み続けるべきなの?って思いませんか?

今回はそんなあなたにスポットを当てて少しでも快適な春を取り戻すお手伝いができればなと思っています。

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アレルギー性鼻炎薬は飲み続けるべき?

効いてるか効いてないか分からないのに、アレルギー性鼻炎薬って飲み続けるべきなの?って思いませんか?

アレルギー性鼻炎薬は飲み続けるべきなのか?その答えはNoです!

チェック!

正しくは、「あなたに合ったアレルギー性鼻炎薬をあなたに合った期間飲む」というのが正解です。

アレルギー性鼻炎薬はご自分に合ったものを見つけていく作業が必要になります。

花粉症にしぼって説明しますと、1年中アレルギー性鼻炎の症状がある人は飲み続けた方が良い場合もありますが、3月から6月くらいにかけて、ものすごく症状が出る場合は、その期間だけ、その人にあった強さのアレルギー性鼻炎薬を飲むほうが良い場合もあります。

当然、人それぞれの症状がある中で、市販のアレルギー性鼻炎薬がぴったり合う人のほうが少ないと言えます。

チェック!

本来は自分にピッタリ合うアレルギー性鼻炎薬を耳鼻科やアレルギー専門外来などに通院し、見つけていかなくてはいけません。

市販のアレルギー性鼻炎薬を飲んでいて、「効いているのか?効いていないのか?わからない」という場合は、飲み続けるべきではありません。

お薬は肝臓に負担をかけるので、ご自身の判断で飲み続けることは、おすすめできません。

少し根気が必要な作業になりますが、自分にピッタリ合うアレルギー性鼻炎薬をお医者さんと一緒に見つけてみてくださいね。

きっと楽になると思いますよ。

アレルギー性鼻炎薬が効かない理由は?

どうして薬を飲んでいるのに効果がみられないのか?

そこにはいくつかの原因が考えられます。

そもそも花粉症ではなかった!?

春だから=花粉症と思い込みがちですが、他の事が原因の場合があります。

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薬を飲み始めて3日以上たっても何の変化が見られないという場合は一度他の原因を探ってみる必要があるかもしれません。

鼻水に色がついていませんか?
頭痛が続いたり、目の奥が痛い。

咳が続く場合は花粉症ではなく風邪や副鼻腔炎になっている可能性があります。

出された薬があっていない

処方された薬があっていない場合。
単に薬と体の相性が悪いのかもしれません。

忙しくなかなか病院に行く時間が取れない時でも、ドラッグストアには薬剤師さんが常駐していますので独断でこの薬の口コミがいいから!人気だから!と決めて市販薬を選ぶのではなく、薬剤師さんに今出ている症状を相談してみましょう。

花粉症の他にも症状を併発している

花粉症の他にもハウスダストや、ペットの毛、黄砂などいろいろなアレルギーの要素が絡み合い症状が出ている人もいます。

いずれも放っておくと副鼻腔炎や喘息などになってしまうこともありますので、お医者さんにかかるようにしましょう。

症状が全く治まらないのに薬を飲み続けてもあまり意味がありません。

このような薬を服用していた、ということを次回の通院や市販薬購入の際に伝えてください。

アレルギー性鼻炎薬に副作用はあるの?

抗ヒスタミン

アレルギーの原因となるヒスタミンの過剰な働きを抑制させます。

第一世代…比較的効き目が早く、よく効くのですが眠気や吐き気なども副作用を起こすことがあります。

第二世代…効き目が出るまでに時間がかかること継続して飲む必要があり、眠気などの副作用が出る場合もあります。

抗ロイコトリエン

気管支を広げる作用=鼻詰まりを解消させるために処方されることが多く、吐き気や下痢などの副作用が出る場合があります。

漢方

小青竜湯(ショウセイリュウトウ)…水用の鼻水やくしゃみに対して効果があります。
吐き気などの胃腸の不快感などの副作用が起こる場合があります。

荊芥連翹湯(ケイガイレンギョウトウ)…粘り気のある鼻水や目のしつこいかゆみ等に効果があります。
吐き気などの胃腸の不快感がおこる可能性があります。

点鼻薬

鼻詰まりを素早く解消させる働きがあります。

長期間使用することにより、鼻汁の増加や粘膜の腫れを誘発してしまう恐れがあります

まとめ

アレルギー性鼻炎薬のまとめ
1人1人、症状が違ったり原因が絡まりあっていたり、持病や環境によって禁忌の場合もあり「これが万人に効く!」といったような万能薬はありません。

大事なのは自分の体に合った薬を見つけていくということです。

もちろん日によって体調が変わったり、状態が改善したり、いきなり発症したりなど自分自身でも予測のつかない「体」のことですからきちんと「履歴」をとっておくことがそのヒントになります。

処方薬をもらった時の「おくすり手帳」を必ず利用する・市販薬の場合はスマホのカレンダー機能にメモをするなどしましょう。

副作用は人によってその有無や程度が様々です。

少しでもおかしいと感じたらすぐに医療機関や薬剤師のかたに訊ねてくださいね。

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