関西が発祥といわれている恵方巻はコンビニエンスストアのフェアがきっかけでここ近年で一気に全国区となりました。
その中身や形も多様化し、2月の新たなイベントとして認知されつつあります。
ここではそもそものルーツや、ちょっとしたルールなどを紐解き、恵方巻の新たな進化の足掛かりになればと思います。
恵方巻の食べ方!2017年の方角は?
年によって西を向いたり東を向いたり。どうして毎年恵方が違うのでしょう。
それは歳徳神という神様がいる方角が毎年変わるからなんです。
そもそもの始まりは中国から伝わった陰陽道。方角にそれぞれ十支(十二支の十種類版)が配置されていて、その年にあたる干支のいる方向を恵方(吉方)としています。
気になる2017年の恵方は 「丁(ひのと)北北西やや右」
神様のいる方向を向いて食べることでこの今年1年ご利益にあずかろう!というわけなのです。
歳徳神は美しい女性の神様。その神様のほうに向かって日本全国丸かぶり・・・なんともシュールな光景ですね。
恵方巻の食べ方!時間や決まりごとはあるの?
食べる時間などに特に決まりはありませんが、なんといっても太巻きずしをまるまる一本食べなくてはいけないので、結構なボリュームです。
近隣のスーパーや飲食店がこぞって恵方巻を出すので、仕事帰りにちょろっと買ったりお店に寄って、夕ご飯に食べるのがお手軽でおすすめです。
食べるときのルールはとにかく黙って食べきる事。
それが達成できれば、その1年を幸福に過ごすことができるといわれています。
管理人の出身の関西では、途中休憩も許されず、ほかの人たちが食べ終わって前を向いていても自分は食べきるまであさっての方向を向いて食べ続けなければなりません。
また食べ終わった人が全力で笑かしにかかってくるというトラップも発動したりで、毎年なかなかミッションクリアーすることはできず、そのあとの豆まきで怒りを爆発させるという一連の流れが我が家の恒例でありました。
母からしても、買ってきた恵方巻にお味噌汁、いわしの焼いたのを出せばよいのでとても楽ちんだったみたいです。閑話休題。
また恵方巻の具材についてなのですが、七福神にあやかって七種類の具を入れるのがポイントで、海鮮寿司や、とんかつ巻、恵方巻ロールケーキなどいろいろなバリエーションがあります。
お子様などには食べやすいミニサイズなんかも用意してあげるといいですね。
今年はどんな新しい恵方巻に会えるのか、楽しみです。
まとめ
旧暦では、春が一年の初めとされたので新しい年を迎えるための禊でありゲン担ぎでもあったわけです。
現在ではそのおまじない的な意味合いはほとんどなくなり、もっぱら季節を楽しむイベントになっていますが、何事も積極的に参加することで経済がまわり、めぐりめぐって自分の幸せになると考えれば、やはり何かしらの効果はあるといえるのかもしれませんね。