年度途中で会社を退職し、再就職することなく年末を迎えてしまったあなた!
税金が返ってくる可能性がありますよ。
よくわからない年末調整の仕組みから、どうして確定申告をする必要があるのか。
ここでは確定申告と時期、特に還付申告についてご説明します。
確定申告の時期はいつから?退職した場合は申告が必要!?
確定申告は主に自営業の人たちが1年の収支を出し、経費や控除を引いたうえで税金がどれくらいになるのか計算したり、それを納めたりする年に1度の1番面白くないお祭りです。
だいたいバレンタイン~ホワイトデーあたりが確定申告の時期になります。
2017年(2016年度の確定申告)は2月15日~3月15日です。
会社勤めの方は、あらかじめ給料の中からある程度の税金が引かれて給料が支給されています。
あらかじめ引かれている税金のことを「源泉徴収税」といいます。
しかしこの源泉徴収税は「これくらいあったら十分でしょう!」という適当な額。
それを年度末に正しく納めるべき税金額を計算し、源泉徴収額と帳尻を合わせます。
これが「年末調整」の正体。
納め過ぎていた税金が返ってきているのです。
そして年度途中で会社を辞めてしまった人。
そのまま再就職をした人はそこで年末調整をしてもらえるのですが、そうでない人は自力で取り返さなくてはいけません。
確定申告と還付申告の時期と違い!必要なもの一覧は?
確定申告と還付申告の違いってご存知ですか?
どれだけ払えばいい(払う必要がある)のか計算してみよう=確定申告
払い過ぎた分を返してもらおう=還付申告
計算に使うのはどちらも同じ確定申告の用紙を使うので、同じようなものですが、今回の件は厳密にいえば還付申告。
テレビでよくやっている「確定申告(税金を納めるための申告)」は前章でお伝えした期間に申告・納税をしなくてはいけないのですが、「還付申告」の手続きは年中いつでも受け付けてもらうことができ、5年間さかのぼって申告することも可能です。
いつでもOKだからと後回しにしておくと必要書類を紛失する場合もあるので、手元に書類がそろったらなるべく早めの申告をおすすめします。
※相談希望の際は開庁日時をお調べください。
必要な物一覧はこちら
- 確定申告用紙(税務署に置いてあります)
- 源泉徴収票の原本(退職時にもらうか、あとで取り寄せる必要があります)
- 保険料などの控除証明書(年末調整の時にも出されたことがあると思います)
- 通帳・ハンコ(還付金の振込口座)
まとめ
払い過ぎた分はキチンと取り戻し、軍資金の一部にしてください。
筆者も何かの用事で税務署に行ったことがあるのですが、書類の書き方やらとても親切に教えてくださいました。
その後で確定申告の期間にも立ち寄ったのですが、アトラクション待ちの大行列。
還付申告は混雑を避けた時期がおすすめですよ。