ご卒業おめでとうございます。
長かったような短かったような学生生活ともお別れですね。
ますますのご発展と飛躍をお祈りいたします。
さて、卒業するということは卒業式がありますね。
卒業式に出席する衣装はもう決められましたか?
スーツを着て出席する人もいますが、大学の卒業式といえば着物や袴ですよね。
晴れやかな着物を着る機会はなかなかありませんし、若い内しか着られない柄や着方もあります。
せっかくだから着物を着たい!
でもどんな着物が卒業式に相応しいかわからない…。
周りの友達はみんな袴を着るらしいけど、私の着物は袴に合わせられるのかな…。
着物について知る機会がなければ、わからないことだらけではないでしょうか。
大学の卒業式で着られる着物の種類や袖丈、定番の袴についてご紹介します。
卒業式の着物!大学の卒業式に相応しい着物の種類は?
着物には柄や紋によって格があり、通常は着る場面によって着物を変えます。
ですが最近の大学の卒業式では、ビジュアルを重視し着物を現代風にアレンジしている人も多いです。
個人的には自分が気に入っている着物を着て、晴れやかな気分で式を楽しむのが一番だと思います。
とはいえやはり式典なので、自分が着る衣装がその場に合っているか気になりますよね。
大学の卒業式で着られる和服の種類をまとめました。
フォーマルな着物
1.色留袖
既婚・未婚のどちらも着ることができます。
家紋が5つ付いている場合は第一礼装で、3つや1つのものは訪問着や付け下げと同格として着ることができます。
2. 振袖
未婚女性の第一礼装で、可憐な模様と長い袖が特徴。
袖丈の長さによって大振袖、中振袖、小振袖といい、袖が長いほど格があるとされています。
成人式や結婚式などで着られます。
3. 訪問着
略礼装。
一枚の絵のような絵羽模様の着物。
古典柄など豪華な柄のものは一つ紋を付ければ、結婚式などのフォーマルな場にも着ていくことができます。
4. 付け下げ
略礼装。
縫い目に模様をつけないように柄付けした着物。
縫い目に柄が渡らないので訪問着より格下ですが、訪問着とほぼ同格として着られる華やかなものもあります。
5. 色無地
紋を付ければ略礼装。
一色染の着物で、
一つ紋を付ければ結婚式などのフォーマルな場にも着ていくことができます。
カジュアルな着物
1. 江戸小紋
細かい柄を型染めした着物。
「鮫」、「角通し」、「行儀」などの柄は定め小紋と呼ばれ格があります。
2. 小紋
普段着、外出着。
同じ模様が上下なく着物全体に柄付けされた着物。
全体に柄があるので華やかです。
卒業式の着物!大学の卒業式に相応しい着物の袖丈は?
袖の長さは好みで問題ないと思います。
「若いほど長い」とも言われますが、年配の方が袖の短い着物を着るのは袖が重たくなるからという説があります。
振袖の場合は、袖が長いほど格が高いらしく大振袖は結婚式や成人式などに着られます。
袴に合わせる場合はバランスを考えて、中振袖や小振袖(二尺袖)が合わせられることが多いようです。
袖丈と背丈とのバランスや、長いほうが華やかだとか小袖の方がかわいらしいだとか、その着物や自分自身に合う袖丈を選べばよいと思います。
卒業式の着物!大学の卒業式に着たい袴について
明治時代の中頃着物よりも動きやすい袴が女学生の制服でした。
今ではすっかり卒業式の定番衣装ですよね。
袴に合わせる着物は色無地の一つ紋付きが一般的だったようですが、最近では個性豊かな着物が合わせられます。
成人式で着た振袖を合わせるという人も多いようです。
振袖を着られる機会は限られますから、ハレの日にお気に入りの振袖を着るのもいいですね。
袴だけをレンタルすることもできます。
袴だけレンタルしたい場合は、手持ちの着物をレンタル屋さんに持ち込んで、その着物に合う袴を実際に見て選ぶことをおすすめします。
着物の袖丈とのバランスも大事ですからね。
まとめ
ただし、大学の雰囲気に合っているかや、式典に着ていくのに相応しいかなど気になる場合は、フォーマルな着物を選ぶことをおすすめします。
袖丈に関しても、全体のバランスや自身のお好みでよいと思います。
定番の袴は振袖も合わせられます。
袴のみレンタルする場合は、手持ちの着物を持ち込んで合わせてみて選びましょう。
お気に入りの着物でよい卒業式を。